【 脳内麻薬(アルコール依存症編)】

~今回もブログにアクセスいただき、ありがとうございます~


前回の続きとなります。

依存症には大きく分けて、下記の3種類の依存対象があると
されています。

1)物質への依存
  ニコチン・アルコール・薬物・食べ物など
2)プロセスへの依存
  ギャンブル・インターネット・セックス・買い物・仕事など
3)人間関係への依存
  恋愛・宗教・DV・虐待など


今回は、「物質への依存」のなかで、 「アルコール依存症」 について
お話しようと思います。

アルコール依存症は、麻薬や覚せい剤のように法律で規制されていない
だけあって、薬物依存の一種であり、患者数から見て最大の依存症
です。

アルコール依存症は「慢性(1度かかると治りにくい)」で
「進行性(症状が次第に重くなる)」の疾患であって、
一度かかると完治することがほとんどなく、時には死に至る
こともあります。

アルコール(エタノール)の直接的の作用は、中枢神経に対する
抑制作用です。

つまり、神経の働きを弱くするのです。



酒を飲み始めて血中のアルコール濃度が少しずつ上がると、
衝動的な行為や感情の抑制が利かなくなってきます。

好意を持ってる異性に対し、過剰に多く話しかけたり、
仕事上の上司に面と向かって不満を言い放ったりする。

この状態を 「発揚期」 といいます。

さらに血中濃度が上がると、意識や運動をコントロールしている
神経も抑制され、刺激に対して反応しにくくなります。

これを、 「酩酊期」 といいます。

もっと濃度が上がると、呼吸を含めた生命維持活動までが抑制され、
ひどい場合は死に至ります

これを、 「昏睡期」 といいます。


ところで、美味しい酒ほど依存症になりやすいかというと、
そうではないようです。


アルコールが依存症を招く原因は、味のせいではなく、
アルコールという物質そのものの働きにあります。

実は、アルコールは味や(ビールなどの)喉越しを通して快感を与える
だけでなく、脳内の 報酬系 をじかに活動させるのです。



では、このアルコール依存症、なりやすい人となりにくい人が
存在するのでしょうか。


最近、RASGRF2 という遺伝子が、アルコールによる「ドーパミン」
の放出をコントロールしていることがわかってきたようです。


マウスの実験では、この遺伝子がないマウスは、アルコールが
きれても再度求めることはありませんでした。

人の例では、RASGRF2に変異がある人はそうでない人より、
習慣的に飲酒をしているということが事実として明らかになりました。


今後、この遺伝子はアルコール依存症になりやすい遺伝子として、
研究がつづけられていくことでしょう。






≪今回の1曲≫
レッド・ツェッペリン で、『 Immigrant Song 』 です。

レッド・ツェッペリン

ここをクリックしてください



今回は以上です。 閲覧ありがとうございました。
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人それぞれドーパミンの量の問題なのか?明らかにアルコールの量が多い人でも依存性になっていない人がいるように思われます。依存性になりやすい人、なりにくい人というのがあるのでしょうか?
買い物依存はしっていましたが宗教も言われてみれば依存性なのですね。私もまかり間違うと依存性になるかも知れませんよね。注意しないとです。

RE:ブーちゃんさんへ

こんにちは。

そうなのです。明らかに「大酒のみ」の方でも、依存症にならない
ケースがあるのですよね。不思議です。

依存症になりやすい人、なりにくい人の分かれ目は、アルコール依存症では、
RASGRF2という遺伝子が関係しているのではないか?との研究が
進んでいますが、他の依存症が同様とは限りません。

女性に多いですが、買い物依存の方もいらっしゃいます。
「いくら買っても満足できない。借金をしてまでも止められない。」
これは、明らかに病気です。ブーちゃんさんにもし、その気質があるのなら、
十分にご注意ください。

コメントありがとうございました。
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